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記事一覧

「腰かけたい場所」シェアプロジェクトのご報告 その4

「腰かけたい場所」シェアプロジェクトのご報告 その3

「腰かけたい場所」シェアプロジェクトのご報告 その2

「腰かけたい場所」シェアプロジェクトのご報告 その1

「町民感謝祭 2022」レポート

ベネッセハウスで過ごすお正月

2022年、インスタで最も人気の投稿は?

地域苗生産ワークショップ「みんなの直島再発見―直島の種から木を育てよう」を開催しました!

瀬戸内国際芸術祭2022 夏会期が終了しました。

地中美術館 限定プログラム「夏の特別ツアー」レポート

心臓音のアーカイブ:世界中の人の心臓音を聴くことができる「図書館」

大宮エリーさんをお招きし「フラワーフェアリー生誕祭」を開催しました!

直島コメづくりプロジェクト コメの体験「田植え」を開催しました!

静かな思索の時間をもたらす「李禹煥美術館」

瀬戸内国際芸術祭2022 春会期が終了しました。

直島本来の人と自然との営みを浮き彫りにする「The Naoshima Plan」

「腰かけたい場所」シェアプロジェクトのご報告 その4

「芝生の上に座ってる人もいたけれど、私は服を汚したくないので座りませんでした。」というお声をいただきました。ベネッセアートサイト直島では「自然に腰かけられる場所」をさりげなく仕込みますが、それだけではいかんとも、という貴重なご意見です。 とはいえ、無限門の前に劇場のように椅子が並べてあったら、首をかしげる方も多くいらっしゃるでしょう。 どのようなルートで作品をめぐるのか。作品の周囲は、作家さんが鑑賞者にどういう視点を提供したいかについて、繊細に詳細に考えています。 ベネッ

「腰かけたい場所」シェアプロジェクトのご報告 その3

その2に引き続き、シェア写真の紹介を。 ゆかさんはリピーターなのでしょう。季節も時間も異なる2 枚の写真をシェアくださいました。雲のようす、光の反射、船の登場、きっとその場所では、風もにおいも聞こえてくる音も違うのでしょう。 バレーギャラリーは今年オープンの新作エリア。訪れる人数も多く、たくさんの方にベンチをご利用いただいていました。 バレーギャラリー周辺の若い木々も根を下ろし、風景は年々変化していくことでしょう。高いところから眺めると、周辺との関係もよくわかります。

「腰かけたい場所」シェアプロジェクトのご報告 その2

さて、どんな場所のどんなシェアがあったでしょうか。マップ内に青印で分布を示しています。 春には海際が人気で、実際に設置したベンチからの投稿や、設置がない浜辺からの投稿もありました。そこには、写真一枚には納まらない景色が広がっています。それでは、シェアします。 「小さなころからこんな風景を見たいと思っていました。今日見ることができて嬉しい」とおっしゃるのは50 代の女性。 これを機に、新風景との出会いは次々に訪れることでしょう。 大潮の嵐の日に破損してから1 年ぶりにこの

「腰かけたい場所」シェアプロジェクトのご報告 その1

この企画は、ベネッセアートサイト直島で外歩きをする方の「ゆっくりと過ごす」ことについて考える目的ではじまりました。 ベンチに腰かけ、何を思うのでしょう。何が見え、何が聞こえるでしょう。 ああ、ここにベンチがあったらな、とどんな時に思うでしょう。 まず芸術祭会期前にスタッフにアンケートを取り、提案があった全箇所について現地で点検し、喧々諤々の議論をしました。実際に置いてみたところ作品と干渉してしまったベンチなど、NG となった箇所もいくつかあります。 そして10 箇所に設置

「町民感謝祭 2022」レポート

日頃よりベネッセアートサイト直島の活動へのご理解・ご協力をいただいている直島町民の皆様に感謝を込めて、前年に引き続き「町民感謝祭 2022」を開催しました。 2022年は2022年11月27日(日)、28日(月)の2日間に拡大し、直島の各アート施設での鑑賞ツアーやワークショップ、特別開館など、20を超える感謝祭限定プログラムをご用意。計900名以上の町民の方にご参加いただきました。 今回の記事では、当日のプログラムの模様をご紹介します。 はじめての地中ツアー(地中美術館

ベネッセハウスで過ごすお正月

ベネッセハウスでは、年末年始にご宿泊のお客様向けにさまざまなイベントを開催しています。本日はその様子をご紹介します。 毎年、年末にはたくさんのお客様にお越しいただいています。大晦日の夜には年末らしく年越しそばをふるまっています。久しぶりに海外からのお客様にもお越しいただき、ささやかながらも日本の伝統的な年越しをご体験いただくことができました。 新年にはゲストの皆さまと一緒にベネッセハウス オーバルの屋上から初日の出を拝みます。 ベネッセハウスにある4つの宿泊棟のうち、最

2022年、インスタで最も人気の投稿は?

2022年、ベネッセアートサイト直島のInstagramの投稿で皆さんからのリアクションが最も高かった投稿Best 5を発表します! 第5位:新年あけましておめでとう 元旦に投稿した新年のごあいさつが5位になりました。写真は2022年に公開となったアート施設「杉本博司ギャラリー 時の回廊」の作品「硝子の茶室『聞鳥庵』」です。 第4位:テレビ東京系列『新 美の巨人たち』告知 水原希子さんが直島、豊島のアートを巡ったテレビ東京系列『新 美の巨人たち』「瀬戸内アート旅 直島

地域苗生産ワークショップ「みんなの直島再発見―直島の種から木を育てよう」を開催しました!

直島ランドスケーププロジェクトでは、直島の“普通の風景“をまもりたいという思いから、プロジェクトの一環として「地域苗生産(※)」に取り組んでいます。「地域苗生産」とは、その土地に自生している植物(在来種)の種や枝から苗木を育てることです。 2022年10月23日、地域苗生産を体験するワークショップ「みんなの直島再発見―直島の種から木を育てよう」を直島町民の方々と行いました。このワークショップでは、地域苗生産を通して、直島で日常的に目にする植物、見過ごしている植物、またそれら

瀬戸内国際芸術祭2022 夏会期が終了しました。

瀬戸内国際芸術祭の夏会期もたくさんの皆さまにご来場にいただきました。本当にありがとうございます! 夏会期の最終日となる本日、直島の宮浦港にて、直島の小林眞一町長をはじめ町役場の皆さんや島民の方々、島の事業者さん、ベネッセアートサイト直島のスタッフで、ご来島していただいた皆さんのお見送りを行いました。 今日も蒸し暑い一日でしたが、船の中やデッキの上から多くの方々が手を振り返してくださり、とても嬉しかったです! 瀬戸内国際芸術祭は9月29日まで一休みしますが、ベネッセアート

地中美術館 限定プログラム「夏の特別ツアー」レポート

1日を通して刻々と表情が変化する美術館 地中美術館は、瀬戸内の美しい景観を損なわないよう建物の大半が地下に埋設されています。建物内部のほとんどの照明は自然光だけで、1日を通して刻々と変化する作品や空間の表情の違いを味わうことができるのが、地中美術館の大きな特徴です。 地中美術館「夏の特別ツアー」は、自然光の変化を最も感じやすい夕暮れ前の時間帯に、美術館をスタッフがご案内する夏限定の鑑賞プログラムです。 今回の記事では、この「夏の特別ツアー」についてレポートします。 日

心臓音のアーカイブ:世界中の人の心臓音を聴くことができる「図書館」

世界中で集めた77,000以上の心臓音を恒久保存 2010年7月19日、豊島・唐櫃地区の唐櫃八幡神社境内にある王子が浜に、クリスチャン・ボルタンスキーが手掛けたアート施設「心臓音のアーカイブ」が公開されました。 「心臓音のアーカイブ」は、「遠く離れた地に、世界中の人の心臓音を聴くことができる『図書館』をつくる」というコンセプトのもと、ボルタンスキーが2008年以降、世界中で集めた人々の心臓音を恒久的に保存し、それらの心臓音を聴くことができる小さな美術館です。 施設内には

大宮エリーさんをお招きし「フラワーフェアリー生誕祭」を開催しました!

作品の完成と公開を祝う「フラワーフェアリー生誕祭」 瀬戸内国際芸術祭2022の幕開けに合わせて犬島で“開花”した「フラワーフェアリーダンサーズ」は、アーティスト・大宮エリーさんが手掛けた立体作品。力強い色合いで描かれた草花たちが、犬島で夏に盆踊りが行われている「ちびっこ広場」にて、目に鮮やかな踊りを見せています。 この作品の制作にあたり、大宮さんが犬島の草花や自然にインスピレーションを受け、島に咲いている草花をモチーフに制作をしています。大宮さんは島の外にある工房で制作中

直島コメづくりプロジェクト コメの体験「田植え」を開催しました!

直島コメづくりプロジェクトによるコメの体験「田植え」が2022年6月19日(日)に開催されました。 直島町積浦地区に広がる休耕田・積浦田園を舞台としたアートプロジェクトとして、2006年に行われた展覧会「直島スタンダード 2」に関連して企画がスタートした直島コメづくりプロジェクト。 コメの体験は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で直島町民限定のイベントとして実施していましたが、今回は3年間ぶりに島外からも参加を募り、100名を超える人が集まりました。 直島コメづくりプロ

静かな思索の時間をもたらす「李禹煥美術館」

李禹煥美術館は12年前の今日、2010年6月15日に開館しました。 直島の李禹煥美術館は、1970年前後の「もの派」と呼ばれる日本の現代美術運動の中心的作家であり、世界的評価の高いアーティスト・李禹煥の初の個人美術館です。 海と山に囲まれたなだらかな谷あいに立つ李禹煥美術館は、安藤忠雄設計の自然の地形を生かした建物と、正面に建つ氏の柱の作品とが響きあい、縦と横の緊張感を生み出します。 「洞窟のような場所」と作品とを結びつけた空間 半地下構造の建物のなかには、李禹煥の7

瀬戸内国際芸術祭2022 春会期が終了しました。

たくさんの皆さまにご来場にいただき、本当にありがとうございました! 春会期の最終日となる本日は、島民の方々や町役場の職員さん、島の事業者さん、ベネッセアートサイト直島のスタッフでご来島していただいた皆さんを宮浦港でお見送りました。段々と遠くなるフェリーに向かって「ご来島、ありがとうございました!」「またお越しください!」と大声を出していると、少し寂しい気持ちになります。 夏会期は8月5日よりスタートしますが、ベネッセアートサイト直島の各アート施設は通年で開館しています。直

直島本来の人と自然との営みを浮き彫りにする「The Naoshima Plan」

直島では、瀬戸内国際芸術祭2022の春会期および秋会期中、建築家・三分一博志さんによる建築作品The Naoshima Plan「住」を公開しています。 2011年から展開する「The Naoshima Plan」 三分一さんは、建築や街区、水路などを通して直島本来の人と自然との営みを浮き彫りにするプロジェクト「The Naoshima Plan」を2011年から展開してきました。2013年に「風と水のコクピット」、2015年に多目的施設「直島ホール」と個人住宅「直島の家