「町民感謝祭 2022」レポート
日頃よりベネッセアートサイト直島の活動へのご理解・ご協力をいただいている直島町民の皆様に感謝を込めて、前年に引き続き「町民感謝祭 2022」を開催しました。
2022年は2022年11月27日(日)、28日(月)の2日間に拡大し、直島の各アート施設での鑑賞ツアーやワークショップ、特別開館など、20を超える感謝祭限定プログラムをご用意。計900名以上の町民の方にご参加いただきました。
今回の記事では、当日のプログラムの模様をご紹介します。
はじめての地中ツアー(地中美術館)
直島町民の皆様に地中美術館の楽しみ方をスタッフがお伝えする鑑賞ツアーを行いました。参加いただいた方からは「新しい視点で美術館や作品を見ることができました」と嬉しい感想をいただきました。
本村アートさんぽ(本村地区)
町民の皆様と一緒に直島・本村集落を歩きながら、スタッフが家プロジェクトの作品を紹介したり、町民の方が昔の本村の思い出を語ったり、楽しい散歩のひと時を過ごしました。
李禹煥美術館ワークショップ「みて、はなして、つくろう」
ワークショップは鑑賞・工作・展示という3つのステップで体験を深めていくという内容で、工作では石と鉄板材からなるオリジナル作品づくりに挑戦。子どもたちの豊かな想像力から素敵な作品が生まれました。
夕日をみる屋外作品ツアー(ベネッセハウスエリア)
夕暮れ時刻に合わせてベネッセハウスエリアの屋外作品を巡る特別ツアーを開催。夕方から夜にかけて海や空の色が変わりゆく中、作品が見せる様々な表情を参加者の皆さまと鑑賞しました。
The Naoshima Plan「水」 ライトアップ開館
普段は日中のみ開館しているThe Naoshima Plan「水」を、町民感謝祭で初めて夜に公開。昔からこの場所を知る方からは、「昔、遊びに来た時のことを思い出した」などの感想をいただきました。
地中美術館ワークショップ 「コラージュで庭をつくろう」
地中美術館でのお子様向けワークショップでは、「地中の庭」で摘んできたお花や葉っぱ、色紙を使って自分の理想のお庭をコラージュで作りました。思い思いの素敵なお庭を真剣に作る姿がとても印象的でした。
直島の植物と遊ぼう!(ちくりん公園)
宮浦ギャラリー六区の隣にあるちくりん公園にて、直島銭湯「I♥︎湯」の季節湯を自宅で再現できるワークショップ、直島で採れた植物の種を使ったクイズ、田んぼの稲わらを使ったワークショップを実施しました。
杉本博司ギャラリーでお茶会
古儀茶道藪内流 西田和子さんを亭主に迎え、「硝子の茶室『聞鳥庵』」にてお点前を披露していただくイベントを開催。美しい秋晴れの夕暮れ時と重なり、素晴らしいシチュエーションでのお茶会となりました。
しまの記憶 8ミリフィルム上映会(瀬戸内「 」資料館)
町民の方より8ミリフィルムをいただき、1970年代の直島の様子を上映しました。小中学校の運動会や宮之浦のお祭りの様子では、知っている人が映ると盛り上がり、昔を懐かしむ和やかな雰囲気の上映会になりました。
ひみつの地中ツアー(地中美術館)
普段は入ることのできない地中美術館の裏側をご案内して、美術館の特徴である自然光の取り込み方や建築の構造についてご紹介しました。初めて見る景色に直島町民の方からは驚きと喜びの歓声が上がっていました。
アップサイクルを学ぼう! ベネッセハウス ミュージアムミニツアーと廃材を使ったキーホルダー作り
ベネッセハウス ミュージアムで廃材を使った作品などを鑑賞した後、アクリルの廃材を利用してキーホルダーを作るワークショップを実施。好きな素材を組み合わせて、個性的で色とりどりなキーホルダーが出来上がりました。
直島銭湯「I♥湯」無料開館~季節湯もやってるよ~
浴槽につかり全身でアートを体験できる直島銭湯「I♥湯」に直島町民の皆様をお招きしました。銭湯で月に一度行っている季節湯も、「果物の葉の湯」として開催しました。
ご参加いただいた町民の方からの声
「町民感謝祭 2022」に参加いただいた町民の方からは、アンケートで以下のようなコメントをいただきました。
町民の皆様と一緒になってアートと触れ合ことができる、ベネッセアートサイト直島にとって特別な2日間になった「町民感謝祭 2022」。またぜひ次回も、皆様と元気に楽しく感謝祭を開催できることを願っています。