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「腰かけたい場所」シェアプロジェクトのご報告 その4
「芝生の上に座ってる人もいたけれど、私は服を汚したくないので座りませんでした。」というお声をいただきました。ベネッセアートサイト直島では「自然に腰かけられる場所」をさりげなく仕込みますが、それだけではいかんとも、という貴重なご意見です。
とはいえ、無限門の前に劇場のように椅子が並べてあったら、首をかしげる方も多くいらっしゃるでしょう。
どのようなルートで作品をめぐるのか。作品の周囲は、作家さんが
「腰かけたい場所」シェアプロジェクトのご報告 その3
その2に引き続き、シェア写真の紹介を。
ゆかさんはリピーターなのでしょう。季節も時間も異なる2 枚の写真をシェアくださいました。雲のようす、光の反射、船の登場、きっとその場所では、風もにおいも聞こえてくる音も違うのでしょう。
バレーギャラリーは今年オープンの新作エリア。訪れる人数も多く、たくさんの方にベンチをご利用いただいていました。
バレーギャラリー周辺の若い木々も根を下ろし、風景は年々変
「腰かけたい場所」シェアプロジェクトのご報告 その2
さて、どんな場所のどんなシェアがあったでしょうか。マップ内に青印で分布を示しています。
春には海際が人気で、実際に設置したベンチからの投稿や、設置がない浜辺からの投稿もありました。そこには、写真一枚には納まらない景色が広がっています。それでは、シェアします。
「小さなころからこんな風景を見たいと思っていました。今日見ることができて嬉しい」とおっしゃるのは50 代の女性。
これを機に、新風景との
「腰かけたい場所」シェアプロジェクトのご報告 その1
この企画は、ベネッセアートサイト直島で外歩きをする方の「ゆっくりと過ごす」ことについて考える目的ではじまりました。
ベンチに腰かけ、何を思うのでしょう。何が見え、何が聞こえるでしょう。
ああ、ここにベンチがあったらな、とどんな時に思うでしょう。
まず芸術祭会期前にスタッフにアンケートを取り、提案があった全箇所について現地で点検し、喧々諤々の議論をしました。実際に置いてみたところ作品と干渉してしま