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ベネッセハウスのお正月 2025年

2025年1月1日 6:50、初日の出を迎えに、ホテルバスが「ベネッセハウス オーバル」に向けて出発しました。空には雲がかかっており、朝早くから集まってくださったお客様も、そして私たちスタッフも、「今日は初日の出が見られるのだろうか…」とどこかそわそわしています。

オーバル屋上では360度それぞれに美しい瀬戸内海の景色をお楽しみいただきながら、またホテルスタッフがご用意した甘酒やお茶で身体を温めていただきながら初日の出を待ちます。

7:10を過ぎた頃、ついにオレンジ色に輝く初日の出が姿を現しました。

待ち望んだ初日の出に思わず見入るお客様、この瞬間を逃すまいとシャッターを切るお客様、思い思いにその時を迎えられます。
中には静かに手を合わせられるお客様も。
私たちスタッフも「お客様にとって素晴らしい1年となりますように」と初日の出に願うのでした。

さてその頃、初日の出に明るく照らされたレストランでは朝食が始まっていました。「テラスレストラン」ではスパークリングワインを、「ミュージアムレストラン 日本料理 一扇」ではお屠蘇が振舞われ、お客様と新年をお祝いしました。

(左)テラスレストランでお客様をお迎えする上出総支配人と清宮副総支配人
(右)ミュージアムレストラン 日本料理 一扇にて

アートをお楽しみいただくプログラムでは「屋外作品ツアー」と、今年初の試みとなった「『文化大混浴 直島のためのプロジェクト』足湯体験プログラム」が開催されました。

まず「屋外作品ツアー」では、シーサイドギャラリーなど屋外に展示されている作品の鑑賞と解説をお楽しみいただきました。
この後「足湯体験プログラム」が開催される、蔡國強氏の作品「文化大混浴 直島のためのプロジェクト」をミュージアムカフェ前のテラスから眺めていただいたり、普段は通り過ぎてしまうようなホテルアプローチの建築についてのエピソードをお聞きいただいたりといつもとは違った角度からベネッセハウス ミュージアムをご鑑賞いただく機会となったのではないでしょうか。

ミュージアムカフェ前のテラスからの景色。少しだけ「文化大混浴」が見えるのですが、見つかりましたでしょうか?

話題はアートと建築から、直島の歴史やベネッセアートサイト直島の成り立ちなどにまで広がりました。
お客様からもスタッフにご質問いただいたり、それぞれお好きな角度を探して作品を撮影いただいたり、興味深くツアーを楽しまれているご様子を拝見し、私たちスタッフも大変嬉しく思いました。

片瀬和夫《茶のめ》前にて。「来島者へのおもてなしの一杯」という意味もある作品です。

午後には、「『文化大混浴 直島のためのプロジェクト』足湯体験プログラム」が開催されました。
こちらは、この日だけ開催された少し特別なプログラムです。

蔡國強氏の作品「文化大混浴 直島のためのプロジェクト」は、様々な人種や文化の混交をコンセプトとして、風水の思想に基づき、直島の中で最も強い気の流れる海岸に設置されました。
ジェットバスには、黄連、竹葉、大黄、人参、菊花の5種の漢方が入れられ、「気」を受けた身体を癒します。
風の強い日でしたが、おかげさまで多くのお客様にお集まりいただき、同じ時間に偶然居合わせた様々な国籍・年齢・性別の方々が、ともに足湯体験を楽しまれるひとときとなりました。

文化大混浴 直島のためのプロジェクト 写真:表 恒匡

スタッフの提案により柚子茶やよもぎ茶などの温かいお飲み物も用意され、またご参加いただいた皆様にはフォーチュンクッキーが配られました。
さて皆様の今年の運勢やいかに?

改めまして、今年のお正月もたくさんのお客様にお越しいただき、ありがとうございました。
お客様のご滞在が素晴らしいものであったことを願っております。

2025年元日の夕陽。この日は終日晴れて、幸先のよい2025年のスタートとなりました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
年末年始のベネッセハウスでは、他にも年越しそばや甘酒の振る舞い、記念写真のサービスなど、ご宿泊の皆様に様々な催し物をご用意してお待ちしております。
またベネッセハウスで皆様にお会いできる日を楽しみにしております。